ビニールクロスの壁紙について

query_builder 2021/05/17
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かべがみ太郎 チタンコーティング 壁紙

本日もご覧いただき、ありがとうございます。


この仕事をしていて、壁紙の材質はわかるものの…その由来や種類、その他気になることがたくさんあります。

そんなことを少し記したいと思います。


よくある「ビニールクロス壁紙」とは、ポリ塩化ビニール樹脂でできておます。

これの裏を紙が覆っており、のりを使って壁に貼り付けます。

以前は紙製のものが中心でしたが、現在は手入れの良さや耐久も考えてこの「ポリ塩化ビニール樹脂」を使用したビニールクロス壁紙を使用されています。


その使用率は90%を超えているといわれており、表面加工(凹凸のあるエンボス加工など)のしやすさや扱いやすさなどが好まれてきたようです。


耐久性もよく手入れもしやすいビニールクロスです。

だいたい10年~15年以上は持ち、お手入れも雑巾で拭き掃除もできるので掃除も簡単ですよね。

高所の部分は床掃除に使うような柄のついた「クイックルワイパー」のようなものを使い、ウェットシートで撫でてあげれば、埃なども綺麗に除去できます。


メリットはたくさんありますが、気を付けなければいけないこともあります。


かべがみ太郎 チタンコーティング 壁紙 抗菌

キレイな壁紙ですが、注意も必要!?


そうです。クロス壁紙には注意も必要なんです。

塩化ビニールからは化学物質である「ホルムアルデヒド」や「アセトアルデヒド」などの有害物質も含まれており、昨今問題になった「シックハウス症候群」の原因になったります。


2002年1月には厚生労働省により「相談マニュアルの手引き」にも追記されたものです。

アセトアルデヒドについては、「エタノールの酸化により生成され、ヒト及び高等植物における中間代謝物でもあるため、様々な食物やアルコールを含むもの、またヒトそのものも発生源になり得る。また、喫煙により発生することも知られている。ホルムアルデヒド同様一部の接着剤や防腐剤に使用されている他、写真現像用の薬品としても使用される。」

厚生労働省医薬局審査管理課 化学物質安全対策室・発行(シックハウス(室内空気汚染)問題に関する検討会 中間報告書-第8回~第9回のまとめについてから抜粋)


<健康影響>  いわゆる二日酔いの原因物質の一つとして知られる。蒸気は目、鼻、のどに刺激がある。目に侵入すると結膜炎や目のかすみを起こす。長期間の直接接触により発赤、皮膚炎を起こすことがある。高濃度蒸気の吸入による中毒症状として、麻酔作用、意識混濁、気管支炎、肺浮腫等があり、初期症状は慢性アルコール中毒に似ている。


上記のような報告があるように、ビニールクロス壁紙に含有される有害物質は0ではありません。ただし、各メーカーの企業努力により、現在では無視できる程の値になっていることはご承知おきください。


それ以外の欠点といえば、長期間によるビニールクロス壁紙は黄ばみが発生することです。

ビニール系は紫外線や環境、経年劣化により黄ばんでしまうのが出てしまいます。

ご自宅の白い壁紙なども、少し薄暗い場所で見たりすると黄色く見えたりはしないでしょうか?


そして壁紙のつなぎ目の開き。壁紙が長い年月により縮んできてしまうのが原因です。


今回は「ビニールクロスの特徴と注意」について書いてみましたが、いかがだったでしょうか?

一時期、壁紙の再生を提案する「壁紙チタンコーティング」の事業をしていたころのブログですが、現在でもご提案はできますので、壁紙のトラブルなどがありましたらお気軽にお問合せ下さい。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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